「じゃあ、俺は俺だ。この身体を使って、好きな事させてもらう!」
高円寺 馨
属性:ツンデレ/俺様/美少年
お勧め度:★★★☆☆
風間薫(cv大川透)は警視庁きっての敏腕警部
35回目の誕生日をむかえたその日、薫宛に花束と小包が届けられた。
差出人の名は大型犯罪組織デビルセルの首領、アイアンデューク。
”君の35回目の誕生日と永遠にこない36回目を祝って――”
なんと、小包の正体は爆弾だったー!!
爆発に巻き込まれ、生死をさまよう薫。
なんとか一命をとりとめ、目覚めた薫を待っていたのは
長い睫に、さらさらキューティクルヘアー、華奢な手足…。
すっかり変わってしまった自分の身体だった。
身体の持ち主の名前は高円寺馨。
警視総監の息子だった。
生まれつき、脳神経の障害で体が麻痺しており、ついに心肺機能が停止。
「もし、自分が死んだら、この体を誰かのために役立てて欲しい」
そんな遺言の元、爆発で唯一無事だった薫の脳を馨の身体に移植したのだという。
みためは17歳、頭脳は35歳のおっさん。
波乱に満ちた高円寺馨の第二の人生が今、幕を開く…!
そんな感じのストーリーでございます。SF!!
CDを聞く前に見たブックレットに載っていた体が17歳だけど35歳という解説に、
一体どんな演じ方をするんだろう!とワクワクしてたのですが、
意外と普通に高校生っぽい声でした。
35歳の時の大川さん版薫が落ち着いた感じの声だったのもあって余計にそう感じたのかな?
声だけじゃなく、しゃべり方まで若々しくなってた感じでした。
じゃあ、どんなしゃべりかたを期待してたかって聞かれると困っちゃうんですけどね!
想像がつかないからワクワクしてたんだってば!
この手のCDでは珍しく、桜に攫われそうにもない
やさぐれた不良っぽいような声でございました。かっこいいです。燃え。
お相手役は獅子帝王(cv平川大輔)
薫が通うことになった学園の生徒会長兼、獅子財閥の跡取り息子だそうです。
ちなみに、帝王は役職でもあだ名でもありません。名前です。
獅子が苗字で名前が帝王。
親の顔が見てみたいくらいのびっくりネームです。
見た目鬼畜っぽいですが、ぜんぜんそんなことはなく(笑)
むしろ…うーん。
こういうのを素クールっていうのかな?
照れもなく馨に愛してる愛してる言うし
香るのために愛人と全部別れちゃったり
かいがいしく朝ごはん昼ごはん用意してきたりするし
馨に大嫌いだと言われればものすごくしょんぼりしちゃうし…!
(馨がそのあとあわててフォローするくらいしょんぼりしてた)
さらに、平川氏の人のよさそうな声があいまって天然キャラにしか聞こえなかった…!
そんなわけで馨の男前っぷりと帝王の素クールっぷりにとてもきゅんきゅんできるのですが…。
…いかんせん、詰め込みすぎちゃってて…うーん。
途中、親衛隊の人たちに馨が校舎裏に呼び出されるシーンがあってですね
(おそらく帝王に近づくなと脅しをかけるつもりだったんでしょう)
帝王がそれに気がついて馨を助けに行こうとするんですよ。
そこでトラック終了\(^o^)/
次のトラックでは結局ぜんぜん眠れなかった…。と、こぼす馨のシーンからはじまるという…。
もうね、1トラック飛ばしちゃったのかと思いましたよ!
ブックレット確認してもそういうわけではなさそうだし…。
校舎裏でいったい何があったのかと。
そこで帝王のことを好きになるきっかけになりそうな何かがあったのではないかと小1時間(ry
その辺すっとばしちゃってるから、最後の方で馨が好きだって言うのに違和感があるんですよねー。
2枚組みにしろとは言いませんが、ここの間で何が起こったのかくらいは知りたかった…!
…そのあたりは原作よめって話ですか!
いろいろと細かいツッコミどころはあるのですが
テンポが素晴らしく良いのでスルっと聞けてしまいます。
馨視点で話が進んでいくので、薫だったときの1トラック目以外はずっと馨のターンです。
BLCDで主役だとたくさん声が聞けるのが良いですね!